昼下がり
リビングで仕事をしてたら
突然ガラス窓に衝突音。
窓の外を見ると
そこに1羽のトリが佇んでた。
どうやら思いっきりガラスに激突したらしい。。。
脳震とう状態なのか
しばらく動かない。
一応心臓は動いているみたいで
身体は小刻みに震えている。
そのまま10分くらいが経過。
、、、さすがに動かなすぎだろ。
この辺りの野生の生き物は人間に馴れていないため、
鹿でもリスでも人の気配を感じればすぐに逃げ出すというのに。
窓を挟んでいるとはいえ
2mくらいの距離に人間が近づいても
まったく動こうとしないトリ。
もしかしてこのまま死んじゃうんじゃないか、と心配になった。
心配しながら窓越しにじっと眺めていると
やがてトリは正気を取り戻したのか
首だけを動かして
ぼんやりと空を見上げた。
ガラスに気付かなかっただけの事故だと思ってたけど
もしかしたら世の中に絶望したトリが
トリなりに自害を試みた結果だったのかもしれなかった。
トリはもう一度あの空へ戻るべきか否か
悩んでいるようにも見えた。
かなり長いこと空を眺めたあと
トリは突然こちらを振り向き
俺に何かを語り出した。
くちばしをパクつかせ
明らかにこちらに何かを訴えかけているようだった。
「トリはトリでいろいろあるのさ。。。」
という類いのことを言っていたのかもしれない。
そのままトリと俺は2,3分見つめ合った。
もしかしたら世の中に絶望したトリが
トリなりに自害を試みた結果だったのかもしれなかった。
トリはもう一度あの空へ戻るべきか否か
悩んでいるようにも見えた。
かなり長いこと空を眺めたあと
トリは突然こちらを振り向き
俺に何かを語り出した。
くちばしをパクつかせ
明らかにこちらに何かを訴えかけているようだった。
「トリはトリでいろいろあるのさ。。。」
という類いのことを言っていたのかもしれない。
そのままトリと俺は2,3分見つめ合った。
やがてトリは意を決したように踵を返し
木枯らし吹きすさぶ秋の空へと
再び飛び立っていった。
頑張れトリ。
世の中捨てたもんじゃないぞ。
と、心の中で思った。
その後、
しばらくトリのことを考えていたら
ばあちゃんが元気だった頃
毎朝実家の庭に来る鳥達の為に
フランスパンの固い部分などを撒いていたことを思い出した。
俺も明日からフランスパンの固い部分などを
この家のテラスに撒いてみようと思った。
ASA
木枯らし吹きすさぶ秋の空へと
再び飛び立っていった。
頑張れトリ。
世の中捨てたもんじゃないぞ。
と、心の中で思った。
その後、
しばらくトリのことを考えていたら
ばあちゃんが元気だった頃
毎朝実家の庭に来る鳥達の為に
フランスパンの固い部分などを撒いていたことを思い出した。
俺も明日からフランスパンの固い部分などを
この家のテラスに撒いてみようと思った。
ASA