November 20
2013 08:33 AM

愛を語るハイネのような

カテゴリ:



たぶんちょっとした用事がいろいろあって

いつ東京戻るの?

って聞いてくれる方が幾人かいるんだけど、


秋が素敵すぎて山を降りたくありません。



最近の暮らしは、


明るくなる前に起きて

薪を炊き

読書or北の国から

朝焼けと珈琲

燃え易そうな枝を拾いながら散歩

仕事にとりかかり

夕方街に出て買い物

戻って仕事

早めの就寝


という流れ。
(寝る前の『北の』が早朝に移動)

もうおじいちゃんのアレですよ。


みんなたいして興味ないと思うけど、

『北の』も、もうすぐ完結。



やはりこちらにいた方が

空想の世界にいられる時間が長い。


少しずつまた頭の中で世界が動き出す。



そして秋の美しさ



切なさと

心強さと



秋を愛する自分は

心深き人になれたのだろうか


愛を語るハイネはこんなことを言っているらしい。

『少しの悲しみもない純粋な幸福なんて、めったにあるものではない』

そして

『大きな苦しみから 私は小さな歌をつくる』

と。


彼に何があったのかはよく知らない。



すっかり葉が落ちた木々を眺めながら

なかなか丁度いい音楽が見つからなかったんだけど

一週間経ってやっと見つかってきた。


nico
『Chelsea Girl』



Kristin Asbjørnsen
『The Night Shines Like The Day』



matryoshka
 『Laideronnette』
 

Radiohead
『Kid A』




秋景色には

ちょっと憂いを孕んだ

アコースティックな音が合うみたい。


我がiTunesのNIC〜の3連

Nick Drake
Nicky Hopkins
Nico

が偶然の秋味続きだった。


nicoに関しては

もはや音程の揺らぎとか全部含めて

枯れていく森と相性よい。



秋は繊細なだけに難しい。

少し哀しいくらいの方がいい。


冬に合う曲は腐る程あるのにね。



ASA




前の記事へ | TOP | 次の記事へ