昔、『メメント森』という男を産み出したことがある。
当時付き合っていた彼女との会話中
すごくふざけた喋り方をしている俺に彼女が
「あなた誰ですか?」
と笑いながら問いかけてきて
それに対して咄嗟に出た返事が
「どうも、メメント森です」
だった。
およそ死の匂いとはほど遠い
滑舌の悪い高い声で話す頭の悪そうなその男は
その後も時折2人の会話の中にネタとして現れた。
こんな話を持ち出して
何が言いたかったかというと
それくらい日常的に自分の中に
「メメントモリ(死を想え)」
が根差しているということでした。
全てにおいては無理だけど
せめて人との繋がりくらいは
いつ死んでもいいって思えるような日常であればいいな
そんなことを想いながら
登場人物の最後の手紙の文面を考えてます。
物語が書き上がったわけでわなく
最後の手紙を最初に書いておいた方が進めやすいからです。
最後から2番目の曲名は『Memento Vivere』にしませんか?
テーマは『Memento Mori』と同じです。
<Vita>って『生』っていう意味だったんだね。
話は変わって
星への願いが叶いました。
この歳になると
サンタクロースは
大概自分自身です。
ASA
サンタクロースは
大概自分自身です。
ASA